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2025.10.30

2026年のフィリピンの祝日

 

 

2026年のフィリピンの祝祭日

 

2026年のフィリピンの祝祭日を表にまとめました。フィリピンは下記祝日の他フィリピン各地域での独自の祝日があります。

 

日付

曜日

祝祭日名称(日本語)

祝祭日名称(現地語など)

1月1日

木曜

新年

New Years Day

2月17日

火曜

中国旧正月

Chinese New Year

4月2日

木曜

聖木曜日

Maundy Thursday

4月3日

金曜

聖金曜日

Good Friday

4月4日

土曜

聖土曜日

Black Saturday

4月9日

木曜

勇者の日

Araw ng Kagitingan

5月1日

金曜

メーデー

Labor Day

6月12日

金曜

独立記念日

Independence Day

8月21日

金曜

ニノイアキノ記念日

Ninoy Aquino Day

8月31日

月曜

英雄の日

National Heroes Day(8月第四月曜日)

11月1日

日曜

諸聖人の日

All Saints Day

11月2日

月曜

万霊節

All Souls’ Day

11月30日

月曜

ボニファシオ記念日

Bonifacio Day

12月8日

火曜

聖母マリアの祝日

Feast of the Immaculate Conception of Mary

12月24日

木曜

クリスマスイブ

Christmas Eve

12月25日

金曜

クリスマス

Christmas Day

12月30日

水曜

リサール記念日

Rizal Day

12月31日

木曜

大晦日

Last Day of the Year

 

フィリピンの祝祭日の特徴

 

祝祭日の種類

 

フィリピンの祝祭日は主に、一般祝祭日(Regular Holidays)、特別祝祭日(Special Non-Working Days)と追加特別休業日(Additional Special Non-Working Days)の3種類に分かれています。

 

一般祝祭日(上記表の赤字)は固定された日付で、労働者は働かなくてもその日の給与が支払われます。その日に働いた場合は、通常の給与の2倍の賃金が支払われます。

 

特別祝祭日(上記表の緑字)は政府が特定の目的で宣言することが多く、年ごとに異なることがあります。その日に働かない場合、給与は発生しません。働いた場合は通常の給与の1.3倍の賃金が支払われます。

 

追加特別休業日(上記表の青字)はSpecial Non-Working Day(特別祝祭日)の一種ですが、特に「追加」とされることで、毎年固定されているわけではなく、状況に応じて柔軟に設定されます。

 

祝祭日の変更や追加

 

大統領選挙などの大きなイベントがあると、年度途中でも祝日が変更されることや追加されることがあります。
特にボンボンマルコス大統領になってから、週末の休暇にあわせて休日を増やすことが散見されます。従って、今後も土日が祝日になっているところは要注意だと思います。もっとも、一週間前くらいに発表されることも多いので、なかなか対応は難しそうです。工場などでは、急には閉められないので、そのまま勤務日にして祝祭日に働いた場合の給与(一般祝祭日は通常の2倍、特別祝祭日は通常の1.3倍)を払うケースが多いです。

 

宗教的背景

 

フィリピンの祝祭日は、宗教色の強いものが多くなっております。クリスマスやイースターなどキリスト教の祝祭日が重要視されており、長い休暇をとることが出来ます。

 

ホーリーウィーク(聖週間): フィリピン国民の約8割がカトリック教徒です。
「イースター」は『イエス・キリストが十字架に張り付けにされて処刑された後に復活したとされる日(復活の主日)』を祝うものです。
イースターの前の、キリストがエルサレムに入城してから苦難を受け、磔にされて亡くなるまでの1週間を「ホーリーウィーク(聖週間)」と呼びます。

フィリピンではその中でも、木金土の3日間を「聖なる3日間」としてとても大切にしており、Maundy Thursday(木曜日)/Good Friday(金曜日)/Black Saturday(土曜日)は祝日になり連休となります。
ホーリーウィークの祝日は毎年日付が変わる移動祝日です

 

12月~1月 クリスマスとお正月: フィリピンでは、バーマンスといってSeptember(9月), October(10月), November(11月), December(12月)とバー(ber)が付く月は「クリスマスシーズン」となり、街中がクリスマスイルミネーションで華やかになり、クリスマスソングが耳に入ってきます。
クリスマスイブ12月24日とクリスマス12月25日、そして年末年始12月30日から1月1日が祝祭日でお休みになります。このためクリスマス前後から年始に有給休暇を取得して、連休にして長期休暇を取得するフィリピン人の方が多いです。

 

エドサ革命の記念日

 

2月25日は「エドサ革命の記念日」で、2023年までは祝祭日になっておりました。2024年は「日曜日なので敢えて休みにはしない」とし、祝祭日指定されませんでした。
2025年以降は、Special (working) Dayと宣言され、祝祭日からは外されております。

 

<<エドサ革命>>
1986年2月22日のフィリピン軍改革派将校のクーデター決起から25日のアキノ政権樹立に至るまでフィリピンで発生した革命。この革命では、独裁政治を行ってきたフェルディナンド・マルコス(現大統領の実の父親)政権に抗議する100万の群衆がエドサ通りに集まり、マルコス退陣を要求。自宅であるマラカニアン宮殿で反マルコス派に囲まれたマルコス夫妻は、アメリカ軍とともにハワイに亡命し、マルコスの独裁は終わりを迎えました。

 

参考資料

https://www.officialgazette.gov.ph/downloads/2025/09sep/20250903-PROC-1006-FRM.pdf

 

https://pco.gov.ph/news_releases/pbbm-declares-july-27-2025-as-special-non-working-day/